放射線科
現在、診療放射線技師5名(男性3名、女性2名)のスタッフで地域の皆様の健康をお守りするべく、業務をおこなっております。
また、高齢の方やお子さんにもやさしさと、思いやりをもって接することを第一に考えて検査を行っております。
当科では一般撮影、マンモグラフィ(乳房撮影)、X線透視検査、CT検査、MRI検査などを行っております。
一般撮影
胸部や腹部の写真、怪我をした時の骨などの写真を撮影します。一度は訪れたことがあるのではないでしょうか。
X線写真は画像処理を使用したデジタル画像となっています。
マンモグラフィ(乳房撮影)
FujiFilm社製(3Dマンモグラフィ撮影可能)の装置を導入しております。
平成27年1月に更新しました。
乳房専用のX線撮影装置です。
乳がんは早期発見できれば、ほとんど命を脅かすことのない疾患です。しかも検査は比較的短時間で簡単に受けることが出来ます。
この為マンモグラフィ(乳房撮影)はとても重要な検査だと考え、最新式の機械を導入しました。
一般的な乳房のX線写真に加えて、機械の上部が移動しながら数回の低線量撮影を行うことで、1mm程度の厚さの画像を数十枚作るトモシンセシス(断層撮影)が可能な装置で、これまで以上に小さい病変の描出に優れています。
この装置はいわゆる「3Dマンモグラフィー」といわれ、今度乳房検診にて活躍が期待されています。
CT検査「CANON製80列マルチスライスCT」
令和3年9月に更新いたしました。
X線を用いて、体のあらゆる部分の輪切りの画像を作ることができます。
X線を検出する装置が80列になったことにより、撮影時間が短縮され、息止めの時間も大幅に短くなりました。また、人工知能技術(AI)が搭載されたため、従来のCT装置よりも被ばくを大幅に低減させることが可能となり、より安心して健和を受けていただけるようになりました。さらに、従来の装置よりも大量の画像データを収集できるようになったため、画質が飛躍的に向上しました。
基本的には予約制となっていますが、患者様のご都合や緊急時には柔軟に対応し、検査を行っております。
MRI検査「HITACHI製オープン型MRI」
新病院開院時の平成24年に更新しました。
当科に導入されているMRIは広々としたオープン型システムとなっています。MRI検査は多くの場合、狭いトンネルの装置に入って行われますが、狭い空間で不安を感じる方も少なくありません。広く開放した環境で検査が受けられますので、閉所恐怖症の方を始め、お子さんや高齢の方など、MRI検査が苦手な方でも安心して検査を受けることができます。
画像の特徴は、縦、横、斜めと検査に応じた方向の画像を作ることが出来ます。X線写真ではわかりにくい軟部組織や血管、脊髄などの描出に優れています。
X線透視検査
主に胃や大腸のバリウム検査で、X線を使って体を透視し、その様子をTVモニターで観察しながら写真を撮っていく検査です。胃カメラや大腸カメラの検査と違い、全体像が把握しやすいのが特徴です。