薬剤科
薬剤科は、患者さんが会計を終わってすぐに処方せんや薬が受け取れるように、医事科の隣、1階のほぼ中央に位置しています。
1階のほぼ中央という好位置にあるとはいえ、窓が全くないため、外部からそこに薬剤科があることをうかがい知ることはできません。開院当初は職員ですら場所がわからず、たどり着くことができない人もいました。まさに「まぼろしの部屋」と呼ぶにふさわしい空間となりました。
調剤室の中にはあたらしく、全自動錠剤分包機、全自動散剤分包機ならびに散剤監査システムが入り、安全で効率のよい仕事ができるようになりました。
また、新たにクリーンベンチを設置した陽圧の無菌調剤室、安全キャビネットを設置した陰圧のハザードルームができました。特に後者については、年々化学療法の重要性、調剤数がふえる中、その被爆から調剤者を守り、安全が確保されたことは喜ばしい限りです。
調剤室の中は以前と違って完全空調のおかげで、夏は涼しく冬は暖かくなり、薬品にも人にも優しい部屋となりました。
一番多いときで7人いた薬剤師も徐々に減り、現在は3人で仕事をしています。
主として、内服外用薬の調剤、注射薬調剤、注射薬混注、院外処方せん監査、疑義照会、医薬品情報の提供(DI業務)、院内全ての薬品管理、入院患者さんに薬剤管理指導などを行っています。
また、各種委員会などにも属し、他職種との連携をはかりながら、進化するチーム医療の一翼を担っています。
限りある人数の中で仕事を効率化し、更に何かできることはないか模索しているところです。