地域包括ケア病床
地域包括ケア病床とは?
- 急性期治療を終了し、すぐに在宅や施設へ移行するには不安がある患者様や、在宅療養中に入院が必要になった患者様に対し、在宅復帰(療養施設への復帰)の準備を行うことを目的とした病床です。
- 在宅復帰をスムーズに行うために、医師、看護師、リハビリスタッフ、在宅復帰支援担当者等が協力して、効率的に患者様のリハビリや在宅支援(相談・準備)を行っていきます。
ご利用案内
- 在宅あるいは介護施設に復帰予定の方であればご利用できますが、主に次のような患者様が対象です。
①入院治療により症状が改善したが、もう少し経過観察が必要な方
②入院治療により症状が安定し、在宅復帰に向けて生活準備が必要な方
③在宅・施設療養していて、一時的に入院して医療的管理が必要な方 - 入室期間は患者様の状態により変動しますが、60日を限度としております。
※入室の有無は医師が判断し、患者様やご家族の方へ提案させていただきます。
ご了承いただけた場合、地域包括ケア病床へ入室になります。
入院費について
- 地域包括ケア病棟入院医療管理料を算定しますので、包括制となります。詳しくは医事係にお尋ねください。
- 75歳以上の方は月の医療費の負担上限が定められていますので、一般病床の場合と負担上限は変わりません。
- 入室された後には、原則他科受診は行えません。ご了承ください。
辰野病院では地域包括ケア病床を利用し在宅療養を応援します
地域包括ケア病床は、退院支援など、効率的な医療を提供する病床ですが、同時に在宅医療の患者様にも検査入院等により病状の確認ができる病床でもあります。
例えば、「退院後、在宅で療養をしているが、病状や療養に不安がある」等、患者様やご家族様の状況や要望に沿いながら、在宅療養を応援することができる病床です。
介護保険のショートステイとは異なり、病状は安定しているものの、何らかの医療的処置を要する方となります。通常は1~2週間程度を目安としていますが、それぞれのご家庭のご都合をお聞きしながら、期間についてもご相談に応じます。
ご利用可能な方
- がんの疼痛管理(当院で経過観察している方)
- 夜間吸引が必要
- 神経難病の方
- 人工呼吸器を装着している方
- 気管切開を受けられた方
- 胃ろう、腸ろう等の経管栄養、静脈栄養をおこなっている方(口からの飲食が困難な方)
- 自立歩行や排泄が困難な方
- 褥瘡処置が必要な方
- 治療に関わる処置が必要な方 など
入院は、介護保険のショートステイ利用困難な方(医療的管理が必要な方)も対象としています。
入院期間
2週間以内(退院後は、ご自宅または居住系施設へお帰りいただきます)
ご留意いただく点
血液検査やレントゲン検査を行います。
処方薬確認の為、入院の際は、お薬をご持参ください。
満床時にはご希望に沿えない場合があります。
ご利用申込について
かかりつけ医、ケアプラン事業所(ケアマネージャー)、訪問看護ステーションを通じて入院申込をお願いします。
お問合せ
町立辰野病院 医療連携支援室
平日 午前8時30分~午後5時
TEL 0266-41-0238
FAX 0266-41-5578