町立辰野病院

0266-41-0238

>
>
院長あいさつ

院長あいさつ

 

町立辰野病院

院長

漆原 昭彦

 
 皆さんこんにちは。町立辰野病院は長野県上伊那地方の北端に位置し、この伊北地域の医療を担う基幹病院です。昭和27年に28床の国保直営病院として開院され、平成24年に100床で現在の地に移転新築しました。70年以上の伝統に支えられた当院ですが、私たちの地域医療を取り巻く環境は最近になり大きく変化して来ました。地方を中心に進む急速な少子高齢化・人口減少問題とさらにその影響により必要とされる医療の内容や質・量の変化、また医師・看護師など医療従事者の不足ならびに働き方の新たな問題、病院経営・運営に関する諸問題、医療に関する新しい仕組みへの対応など状況は刻々と変化しており、しかもどれもがこれまでよりも厳しく難しく変化しているように思われます。

 しかしながら、当院はこの地域にとって必要不可欠な病院であり、これらの環境変化や状況の厳しさにも適応・対処し、地域の皆様のニーズの変化も意識しながら持続可能な医療サービスを提供して行く責務があります。当院の役割は、この地域のプライマリケアの中心的存在として初期診療をまず受け入れ、当院で可能な急性期医療を担いながら周辺の中核病院とも積極的に連携すること、回復期入院・転院の受け入れ、充分なリハビリテーションの提供やきめの細かい在宅復帰支援、かかりつけ医機能を有する病院としての機能、健診業務・ワクチン接種などの地域保健衛生への寄与など多岐に渡ります。そうした中で、私たち職員が地域の皆様お一人お一人に懇切丁寧に接して困った時には助け合うという心を持ち、ご利用頂きやすく快適な診療・療養環境を日々真摯に提供して行くことが基本であると考えています。これからも「信頼され親しまれる町立辰野病院」であり続けられるよう、また地域の皆様に「辰野病院に受診して良かった。」と喜んで頂けるよう職員一同力を合わせて前に進んで参りたいと思っております。